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「コンクールにチャレンジしてみようかな!」思春期の心を動かす言葉

横浜市旭区南万騎が原アンピアノ教室コンクール受賞歴

横浜市旭区柏町、相鉄いずみ野線南万騎が原駅徒歩7分
アンピアノ教室の赤松靖子です。

ここ数日続いた猛暑のせいか、もうすぐ夏休み!という気分になってきましたね。
旅行、帰省、水泳教室、海へ山へと楽しいことが沢山待っていて、たくさんの経験をしたり、思い出ができる子供たちにとって大切な長いお休みですね。

アンピアノ教室でも、それに負けないような企画をと、「グループレッスン」や「公共の催しに先生と参加する」など、ピアノや音楽を通した思い出作りを毎年考えてきました。

今年の企画は、「グループレッスン」「バイオリンアンサンブル」「ハンドベル」

その2つに加え、ステップ継続5回表彰された小学生の生徒さんと、初ステップ経験後、ピアノへのモチベーションがグンとアップした生徒さん達にブルグミュラーコンクールに向けてコツコツ練習する夏」を提案しました。

ステップとは、いつでも参加でき、アドバイスがもらえる、ピティナが主催する公開のステージです。
※今回ご提案したコンクールは、日頃レッスンで使う、ブルグミュラーの作品を中心に学び、何歳からでも挑戦できるピアノコンクールです。

コンクールにチャレンジする=宿題、練習量が増える

子供たちにとって、一大決心が必要です。

本日は、その一大決心をしてくれた生徒さんのお話です。

 

目標があるとモチベーションが上がるIちゃん(小学4年生)のお話

横浜市旭区二俣川から通っている小4のIちゃんは、小2で大手音楽教室さんから移ってきた時、「楽譜を読んで弾く」ことが目標でした。
ママの協力的な声掛けとIちゃんの毎日の努力が実り、今では新曲をもらって1週間ですぐ弾けるまでに成長しました。

ところが

スラスラ楽譜が読めるようになったことを喜んでいたのもつかの間、次の山が現れました。

お母さま曰く「最近はさーっと一通りひいて、あっという間に練習終わらせちゃうんです。」

レッスンで宿題を聴くと、子供たちのピアノ演奏にありがちな、正しいリズム、正しい音価(音の長さ)、楽譜にあるたくさんの記号をちょこちょこ見落としてしまっている演奏でした。
そんな演奏ではいけないことを自覚してほしかったので、6月のステップ参加を勧め、じっくり楽譜を読み、記号通りに演奏することや、聴いている人に思いが伝わる演奏を目指してもらいました。

初めてステップに参加したあと、お母様から感想をいただきました。

「ステップに向けての練習で、先生に言われたことを思い出しながら練習するようになりました。」

「何か目標があった方が、本人も練習するようです。」

「緊張したけど、楽しかった。」

Iちゃんもそう言ってくれました。

そこで、初ステップが終わったばかりでしたが、楽譜をよく読む練習を継続してもらうためと、ちょっと難しくなってきた思春期の心をうまく操縦するためにも、次の目標を提案してみました。

 

コンペ経験があり、ステップ継続5回表彰終えた経験豊富なMちゃん(小学5年生)のお話

横浜市旭区南万騎が原から通っているMちゃんは私の先生(西畑久美子先生)に3歳頃から習い、幼稚園の頃からステップに参加、ピティナピアノコンペティションにも参加、チェンバロ体験にも参加してきた沢山の経験があります。

ステップ継続5回はとっくに表彰済みで、10回目指して今年はどこで出ようか?ママと考えていたことでしょう。
そんなMちゃんですが、西畑先生に習っていたころは小さかったので、残念なことに!たくさんの素晴らしい経験を覚えていないそうです。

それを聞いた私は、高学年になった今、自分の意志でコンクールに出るという大変な決断をして経験してもらいたいなと思いました。

もし出ることを決めてくれたら、Mちゃんのピアノはきっと大きく成長するだろうと思ったからです。

 

話してみた時の思春期特有の2人の反応~先生は本音のサインを見逃しません~

先週は、そんな2人へどうアプローチしようか一人で作戦会議(笑)を開き、レッスンで話をしてみました。

「コンクールってどうかな?出てみようとか考えたことある?」

小4のIちゃん

「やだやだやだやだ!!1番とか2番とかあるのは、いやだ!」

「そうなんだ・・・残念だなあ。Iちゃんだから誘ったのに。」

4年生の反抗期はまだまだかわいいですね。

小5のMちゃん

「うーん・・・考えてみる。」

5年生は反抗期も少し落ち着きを見せてくるころ、お姉さんな発言です。

最初から「出ます!」と、二つ返事してくれるとは思わなかったのですが、私がその瞬間感じた空気、2人の表情には

 

「出たい」

 

と書いてありました。

その顔、というより

 

「目」

 

「目は口ほどにものを言う」のです。

 

何がIちゃんの心を動かしたのか?

案の定、「いやいや!」を言ったはずのIちゃんは、帰り際にこう言ったのです。

「ママに聞いてみる。ママは出なさいって言うと思うよ。そしたら私わからない。」

「そうなの?でも、決めるのは自分だよ。ママはどうしても出てとは言わないんじゃない?」

その後一週間考えてもらい、翌週のレッスンで今の気持ちを聞いてみました。
まだ、悩んでいるようでした。

そこで、私から

・ステージで演奏することの意味、
・なぜ今なのか?
・どうしてIちゃんなのか?

それについてゆっくり話してあげました。

5分くらいでしょうか?じっと黙って私の話を聞いていたIちゃんが、突然私の顔を真正面から見つめて

「私、出てみる!」と、きっぱり。

「何をひけばいいのかなあ。どんな曲かなあ。」

たった5分の話でしたが、その中での何かがIちゃんの心を掴んだからやる気が沸いたのでしょう。

その何かとは

・人前でピアノ演奏することを、Iちゃんがイメージしやすいことに例えてあげた。
例えば、お料理は、誰かのために作るから美味しくしようと工夫するし、スポーツなら試合があるからこそ上達するし楽しいよね。ピアノも誰かのために弾く、試合のような勝負がある時があってもいいよね。

コンクールが「すごく特別なこと」という先入観を取り除き、気持ちを楽にしてあげた。

・「なぜIちゃんに勧めると思う?」と、逆に聞いてみた。

首を傾げているIちゃんに、自分は気づいていないけれど、「できるようになったこと」に気づかせてあげた。

ピアノの自信を持たせてあげた。

これは、私がコーチングで学んだからこそできたコミュニケーション力だと思います。

 

課題曲を数曲弾いてあげて、私からのおすすめを伝えると

「私もそれがいい!すごくきれい。これ作った人って天才!」

そこまで感性が豊かになったIちゃんに驚いたことは、言うまでもありません。

 

 

自分の気持ちに気づいた?Mちゃんは即決!

ママからのメールには

「本人の口から出てみたいと聞いたとき、なんだか嬉しかったです。」

「先日のステップ見学に行ったのは、見れば出てみたくなるかなと思ったのですが、そこまで思わなかったようでした。
コンクールの話を先生がうまく伝えてくださって、出ようという気持ちになったんだと思います。ありがとうございます。」

ピアノの目標を持ってほしいという期待は抱えながらも、Mちゃんに本音を言わずに奥にしまい込んでしまったママの気持ちと、本当はコンクールを目指してみたかったけれど、本音を言えなかった思春期のMちゃんの気持ちを察して、私からこの話を切り出したところ、歯車がかみ合い好転した結果だったと言えるでしょう。
そして、その後いただいたメールには

「今のMはやる気があります。波があると思いますがよろしくお願い致します。」

大きな目標ができて、いつもより長くピアノに向かっているMちゃんを見つめるママの顔が見えてくるようですね。

 

ピアノコンクールを成長のスプリングボードに

大きな目標ができた2人は、今、モチベーションが高まっています。
レッスンを聴く姿勢が変わったこと1つとっても、既にすごい成長です。

コンクールは結果を出そうと意気込むと苦しくなりますが、その過程を充実させ、できてきたことをきちんと伝え、見える化してあげれば良いことがたくさん起こります。

これからの練習を通して、たくさんの感情を味わい、心豊かな人に育ってほしいと願っています。

 

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